少額投資は意味がないという意見もありますが、本当に意味がないのでしょうか
月100円程度であれば大した意味はないかもしれません
しかし月10,000円とかであれば意味はあると私は考えています
そもそも投資にそれほど大きい金額を使える人はそう多くはありません
そして、投資の元本は大きい方がいいのは当たり前です
一般人が資産を形成するには元本が少なかろうがやるべきなのです
そして元本がないからこそ、早く始めて時間を味方にすることが大切です
早い方がいい理由には「複利」の効果があるからです
投資において重要なのは「元本」「再投資」「時間」だと考えています
Contents
再投資(複利)とは
利息の計算方法の一つです
利息には「単利」「複利」の二種類があります
資産を形成する上で重要なものは
- 時間を味方につける
- 利率が高い(リスクとリターンのバランスは重要です)
- 複利で運用する
ケース1:元本100万円を1年目のみ入金(年利2%)
例えば、元本100万円の投資に対して2%の利息がついたとしましょう
単利 | 複利 | 利息差額 | |
1年目元本 1年目利息 | 1,000,000円 20,000円 | 1,000,000円 20,000円 | 0円 |
2年目元本 2年目利息 | 1,000,000円 20,000円 | 1,020,000万円 20,400円 | 400円 |
5年目元本 5年目利息 | 1,000,000円 20,000円 | 1,082,432円 21,649円 | 1,649円 |
10年目元本 10年目利息 | 1,000,000円 20,000円 | 1,195,093円 23,902円 | 3,902円 |
20年目元本 20年目利息 | 1,000,000円 20,000円 | 1,456,813円 29,136円 | 9,136円 |
20年合計利息(利益) | 400,000円 | 485,949円 | 85,949円 |
これだけの投資でも「単利」「複利」で85,949円の差が出ます
しかし、これでは複利の方が少しお得なんだな。。。程度にしか感じませんよね
ケース2:100万円を毎年(月8.3万円)入金して運用(年利2%)
それでは今回は毎年100万円を年利2%で運用した場合です
毎年100万円ということは月83,333円になります
少しハードルは高いのですが、あくまでも複利の効果がわかる為の例とお考えください
単利 | 複利 | 利息差額 | |
1年目元本 1年目利息 | 1,000,000円 20,000円 | 1,000,000円 20,000円 | 0円 |
2年目元本 2年目利息 | 2,000,000円 40,000円 | 2,020,000万円 40,400円 | 400円 |
5年目元本 5年目利息 | 5,000,000円 100,000円 | 5,204,040円 104,081円 | 4,081円 |
10年目元本 10年目利息 | 10,000,000円 200,000円 | 10,949,721円 218,994円 | 18,994円 |
20年目元本 20年目利息 | 20,000,000円 400,000円 | 24,297,369円 485,947円 | 85,947円 |
20年合計利息(利益) | 4,200,000円 | 4,783,316円 | 583,316円 |
20年間で580,000円以上の差が出ましたね
少しは複利ってよくわからないけど、なんかスゲー!!!ってなりませんか?
ケース3:100万円を毎年(月8.3万円)入金して運用(年利7%)
ケース2の時と同じ入金ペースで利率をあげてみましょう
「2%→7%」です。どうなると思いますか?
単利 | 複利 | 利息差額 | |
1年目元本 1年目利息 | 1,000,000円 70,000円 | 1,000,000円 70,000円 | 0円 |
20年目元本 20年目利息 | 20,000,000円 1,400,000円 | 40,995,490円 2,869,684円 | 1,469,684円 |
20年合計利息(利益) | 14,700,000円 | 23,865,174円 | 9,165,174円 |
なんと900万円もの差が出ました
「利率」「時間」「複利」の凄さが実感できませんか?
20年間の運用で資産はこのようになります
単利の場合:3,470万円
複利の場合:4,386万円
年金2,000万円足りない問題も気にならないほどの資産が20年で準備できてしまいますね
本題:少額投資にも意味はある!
少額投資は意味がないと言う話があります
しかし、資産を築く上で意味がないわけがないのです
それはなぜか
資産を築く上で、「貯金」「投資」の二択が一般人には普通です
そして、日本では「貯金だけ」の人の割合は非常に多いです
ここで考えてほしいのは「貯金」を選択しても「投資」を選択しても、自分自身が回せる金額は等しいのです
つまり同じ金額で「貯金」と「投資」どちらを選択するかになります
シミュレーションをしてみましょう
最も預金金利がいいのは楽天銀行の0.1%になります(条件あり)
とあるメガバンクは0.001%です
元本は年間12万円(月1万)とします
投資 | 投資 | 預金 | 預金 | |
年利 | 7% | 3% | 0.1% | 0.001% |
10年目資産 (元本+利息) | 1,894,032円 | 1,536,935円 | 1,326,619円 | 1,320,066円 |
20年目資産 (元本+利息) | 5,383,821円 | 3,441,178円 | 2,545,359円 | 2,520,252円 |
30年目資産 (元本+利息) | 13,226,179円 | 6,000,319円 | 3,900,117円 | 3,840,595円 |
40年目資産 (元本+利息) | 25,753,151円 (約2580万) | 9,439,592円 (約940万) | 5,019,688円 (約500万) | 4,920,984円 (約500万) |
これでも少額投資は意味ないとあなたは考えますか?
元本が大きいに越したことは有りません(そんなのは誰でも分かる)
逆に、「少額だからこそ」すぐにでも投資を始めた方がいいと私は考えています
時間を味方につけて複利の力を利用するのです
「貯金をするよりは」少額であっても投資をする意味は大いにあります
様々なものを我慢して投資しろと言うことではありません
なぜなら、人間の命には限りがあります
経験にお金を使うことは重要です。
「旅行や食事、人との交流、自己研鑽」で得られる経験も必要ですからね
投資や貯金に回すお金なんかない!
このような声もあるかもしれません
本当にそうでしょうか?本当に月1万円すら余りませんか??
そうだとするなら危険です
それはもうお金持ち、資産!という以前に「貧困に向かっている」としか思えません
その際に意識すること
・収入を上げる
・支出を下げる
収入を上げることはたしかに難しいです
しかし、「支出を下げること」簡単です
スマホを格安SIMにする
家賃を下げる
多すぎる自分へのご褒美を減らす
コンビニでの買い物をやめる
無駄遣いをやめる
スマホを3キャリアから格安SIMにするだけで月5000円とか普通に削減できます
家賃も簡単に下げることができます(もっと安いところで良くない?)
コンビニなども無駄遣いのスポットです
あと、何かに付けて自分にご褒美をやってる人いませんか?
これ本当にやめたほうがいいです
たまーーにならいいと思いますが笑
このあたりは別記事でも書いていきたいと思います
以上「【積立投資】少額で始める積立投資は意味ないのか!月一万でも積立投資をするべき|早く始めるほどに得をするのが投資ですよ」でした
